東北大学様と高精度三次元津波シミュレーションの共同研究を開始
2012-02-21
今村教授は長年にわたって津波を研究されており、震源から伝わる津波の伝播を解析する津波伝播の二次元シミュレーション技術を開発されています。このシミュレーション技術は海岸部への津波の到達時刻や波高の計算に広く活用されていますが、建物や地形の影響を大きく受ける津波による都市の浸水や河川遡上を扱うには限界がありました。 一方、当社は粒子法をベースとしたシミュレーション手法を、大規模並列コンピュータでのアプリケーションのひとつとして開発を進めてきました。粒子法とは流体を多数の粒(粒子)の集まりとして表現する手法であり、他の解析手法が苦手としている砕波()などの現象の解析を得意としています。この手法でシミュレートした波は、波が伝わる途中で徐々に減衰していくという課題がありましたが、この課題を解決する新規技術()を開発し適用しました。この改良によって、正確に波の動きを再現可能な水槽実験結果と比較して10%程度の誤差で、波の動きを再現することに成功しており、この技術を津波による各種現象のメカニズムの解析に応用できると考えていました。 本研究では今村教授が開発した津波伝播の二次元シミュレーション技術と富士通が開発した粒子法によるシミュレーション技術とを連携させ、新たに三次元津波シミュレーション技術を開発します。具体的な共同研究内容は以下のとおりです。 当社は、本研究によって得られる技術をコンピュータ処理に応用していくとともに、各種メカニズムの解明によって、防災・減災に貢献することを目指します。 商標について 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。